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サウナでしゃぶしゃぶはできるのか?
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室温が100℃近くあるサウナに生肉を持ち込んだ時、果たして生肉は「空中でしゃぶしゃぶ」することで食べられるようになるのか?実験してみた。

5月某日夕刻、空腹に襲われたのを見計らって、実験を行うために、まずは近所のスーパーに足を運ぶ。
サウナで空中しゃぶしゃぶをするための食材選びだ。
どうせなら美味しい食事をしたいということで、肉選びにも力が入る。

充分に吟味した後、購入したのは、しゃぶしゃぶ用牛肉としゃぶしゃぶ用豚肉、そしてしゃぶしゃぶ用のごまだれとしゃぶしゃぶ用のポン酢ダレ、紙皿など。
これでしゃぶしゃぶの準備は万全に整った。
あとは、お湯のかわりになるサウナだけ。

お腹の方もすでにペコペコ。
そのまま足早に向かったのは、自宅近所の銭湯。
この銭湯は小さいながらもちゃんとサウナが完備されている、近所のR60のオアシスポイントだ。
下駄箱に靴を入れて、女風呂の方ばかりに目線を送る番台のおっちゃんにお金を払い、男風呂に入る。
まだ夕方だけあって、客足はまばら。
男風呂には、しわしわのおじいちゃんが数人いるだけだった。
服を脱ぎ、ロッカーの下で実験の準備に取り掛かった。
持ち込む食材を確認し、そそくさと浴室に入る。

さっと軽く浴び湯をしたあと、目的のサウナに直行する。
好都合なことに、サウナには誰もいなかった。

サウナのドアを開けると、100℃近くの熱気が体を包み、一気に汗が噴き出し始める。
当たり前のことだが、身体的に、ここには長い時間いられない。
ということで、さっそく実験開始。
急いで紙皿にタレを用意し、牛生肉の包みのビニールを破る。
牛肉を箸でつまみ、

そして、空中で「しゃぶしゃぶ」と揺らしてみる。
しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、、、、、、、

しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、、、
しゃぶしゃぶすること約3分。サウナの照明では肉の感じがよく見えないため、一度脱衣所に出て確認してみる。
しかし・・・

肉の色はほとんど変わらない。う~っすらと色がついた程度。
その後もサウナに戻り、何度も空中で同じ生肉を「しゃぶしゃぶ」と揺らしてみる。
しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、、、、、

しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ、、、、
途中退室はあったものの、かれこれ10分以上サウナにいるので、生肉よりも自分の体が赤く変色してきた。
もしかしたら、かなりレアな状態でも中はボイルされているかもしれない、ちょっと怖いが、腹も減ったし、食べてみよう!
しゃぶしゃぶ用のポン酢ダレにつけて
おそるおそる口の中へ運ぶ

がぶっと一口で、
ん~?

・・・思いっきり生だった。そしてしょっぱい。これは紛れもなく汗の味。
体中から噴き出す汗が箸を伝って落ち、サウナの天井からポタポタと滴り落ちる水滴が、紙皿のタレの中に入って、自然と味付けされていたのだ。
思わず肉を吐き出し、そっと箸を置いて、サウナを出た。
今回の実験「サウナでしゃぶしゃぶ」は、若干生肉の色は変わったものの、美味しく食べられるところまではいかなかった。その後、汗の味の生肉を食べて、バッチリ下痢を起こしたことを付け加えて、この実験レポートをおわりとする。
専門家のコメント
なぜ、100度の熱湯でしゃぶしゃぶはできるのに、100度のサウナでしゃぶしゃぶができないのか、専門家に聞いてみた。空気と水との熱伝導率の違いによるようです。空気は水に比べて熱伝導率が約1/25と非常に低いため、熱が伝わるのに時間がかかってしまう。サウナでも時間をかければしゃぶしゃぶすることは可能です。ただ、肉がしゃぶしゃぶされたころには、人もしゃぶしゃぶになっているはずだそうです。
